放送大学 通信指導の進め方

放送大学では履修教科の課題として通信指導というものがあります。10問前後の択一問題を解いて提出します。

この通信指導を提出し、合格して晴れて単位認定試験の受験資格を得ることができます。ですので期限までに通信指導を提出しなければなりません。

ここでは私の通信指導の取り組み方を書いてみます。初めて通信指導に取り組む方のヒントになれば幸いです!



1.通信指導(問題)の把握

まずテキストを読み始める前に、この教科ではどのような内容が問われるのか?ということを知るべく通信指導の問題を眺めます。ほとんどの通信指導は紙の小冊子のようなかたちでテキストと一緒に学期はじめに送られてきています。

通信指導の問題を把握ると書きましたが、どのような用語が使われているのか、キーワードになりそうなものがあるか、といったところをささっと見ていくくらいで大丈夫です。印刷教材(テキスト)を読み進める時のポイント見極めに役立ちます。


2.印刷教材(テキスト)の通読

何はなくとも印刷教材(テキスト)を一通り読んでいきます。テキストを読み進めていく中で、どうしても概念が理解できない部分は、Web や他の入門書などで下地作りをしてから再度テキストに戻るようにしています。また、放送授業を視聴することでも理解できることがありますが、概念がさっぱりわからないままだと講義が分からなくて眠くなってしまうこともあるので、他の方法での下地作りがおすすめです!

仕事に関連している教科を履修している方は、背景知識のあるトピックがあるかもしれません。そんな時にはスピードを上げて読み進めていくことができます。


3.通信指導(問題)の着手

テキストの通読が終わると、通信指導(問題)に着手します。各問はテキストの単元に対応した設問になっているので、テキストの目次などを見ながら問に対応する単元を開いて、回答していきます。


4.放送授業の視聴について

正直なところ、通信指導は放送授業を視聴しなくても解けます。私は通信指導を取り組むタイミングでは放送授業は観ません。試験対策時には観るようにしています。



どうしても時間のない方は放送授業を飛ばして、通信指導に直行しても大丈夫だと思います。ただ、講師の方がテキストの内容を解説して下さっているので、観ることに越したことはありません。

テキストなんて全部読んでる時間がない!という方は、通信指導(問題)を解く時に印刷教材(テキスト)の該当箇所を読んで回答することもできると思います・・・。

放送大学の試験対策

限られた時間の中で効率を求めつつ学習する、という観点で書いております。教科書の熟読と放送授業の総復習が理想ではありますが、仕事との両立など時間的制約を考えると全てを実施するのは難しい方が多いと思います。

私がこれまでに実施してきた放送大学の試験対策は下記3つです。



1.通信指導の復習

何はなくとも通信指導で解いた問題を全て見直します。試験では、通信指導と同じ内容を切り口を変えて問うこともあります。正解の選択肢にだけ注目するのではなくて、不正解の選択肢はなぜ不正解なのかを確認するようにすると、理解が深まって試験対策によいです。

2.印刷教材の活用

通信指導の復習をする過程で、印刷教材(テキスト)を読み返すことになります。テキストを読んでいくうちに、理解度の高いところと低いところが見えてくると思うので、重点的に読み返します。

語彙に不慣れだったり、概念がつかめない時には Wikipedia や辞書で用語の説明を読んで「何について説明しているのかが分からない」状態を抜け出します!

3.過去問の活用

ありがたい事に、放送大学では過去問を前学期、前々学期実施分をアップロードしてくれています。(回答もセットであります!)2回分をダウンロードし、1の通信指導の復習と同じように全問を解いて、正解の選択肢が正解となる理由、不正解の選択肢が不正解となる理由をそれぞれ探します。



私は放送授業はあまり観ること無く試験対策をしております・・・。ただ、放送授業はテキストの内容を異なった表現で説明してくれたり、より詳しく説明してくれているので、テキストだけでは理解が不十分と感じる時には上記に加えて活用してみて下さい!